デザインの目的

最近、学校の授業が進んで、画材がどんどん増えたことが気がついています。彼氏と一緒に東京の小さい部屋で住んでいますので、だんだん物が多くなって、部屋が少しずつ散らかってきました。

それで、「どうやって画材をきれいに片づけられるかな?」と考えるようになりました。百円ショップや画材店、Amazonで、いろいろな収納グッズを探しました。

でも、ずっと不思議に思っていることがあります。

どうしてA3サイズの紙が縦に入るバッグが売っていないんだろう?

学校で使っている画材バッグは横向きで、電車に乗るとき、他の人に迷惑をかけてしまいました。縦型なら、体にそって持つことができて、他の人の邪魔になりにくいと思います。しかし、同じサイズで縦型のバッグは見つかりませんでした。

それに、画材や文房具を全部まとめて入れられるバッグも、なかなかありません。

ほとんどのバッグは1つのポケットしかなくて、細かい物はすぐにバラバラになります。たまに多いポケットがあるバッグもありますが、ほとんどは化粧品用です。筆やブラシは入りますが、テープやインクは入りません。そして、そういうバッグはとても厚くて、かばんに入れにくいです。

もし、使う人のことを考えて作られた収納バッグがあったら、もっと使いやすいじゃないかとと思います。

たとえば、「うすくて長い形」「縦に入る」「ポケットの位置を変えられる」など、生活に合ったデザインがもっとあるといいなと思います。私にとって、デザインはただ見た目がおしゃれなことではなくて、使う人の生活に合っていることが大切だと思います。毎日の中で「ちょっと使いにくいな」と思うとき、それは新しいアイデアのチャンスかもしれません。「こうだったらいいのに」という気持ちを大切にすれば、だれかの「これが欲しかった!」になるかもしれない。

そんな風に、これからも日常の中の「小さな気づき」を大事にしたいと思っています。

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