“使いにくい”公共物に感じたストレス

私は毎日、学校へ行くときに都営新宿線の神保町駅を利用していますが、駅の表示が分かりにくいと感じることがよくあります。

上の写真は、神保町駅のA2出口から入ってすぐの場所で撮影したものです。最初に目に入ったのは、柱に貼られていた案内板でした。これは各路線がどの改札口を通れば良いかを示すものですが、実際に貼ってあっても、やはり分かりづらいと感じます。

その理由のひとつは、駅構内の動線設計自体があまり良くないこと、そして案内板に情報が詰め込みすぎていることです。矢印と大きな文字で路線名だけが示されていれば、十分わかりやすいのではないかと思います。

次に、インテリアデザインの視点からですが、改札周辺のデザインも各路線のカラーと統一したほうが良いでしょう。例えば、半蔵門線に乗りたい場合、改札付近の壁を紫色にすることで、少し離れた場所からでも「あそこが半蔵門線の入口だ」と直感的に分かると思います。


こちらの写真は、都営線の改札口近くの柱です。一番下に「この改札口は半蔵門線ではありません」と優しく書かれていますが、それでもやはり分かりづらいです。もちろん日本人は文字を読むのが得意だと授業で学びましたが、他の表現方法を取り入れれば、もっと簡単に理解できるのではないでしょうか。例えば、都営新宿線と都営三田線の路線名だけを書き、大きな赤い丸⭕️を付ける。そして半蔵門線の路線名には大きなバツ❌を付けると、改札口に入る前にすぐに気付けると思います。

案内表示や動線設計、色彩の使い方は、利用者が直感的に迷わず移動できることが最も大切です。情報をシンプルに伝え、視覚的なヒントを活かすことで、日々のストレスを減らし、より快適な駅空間が実現できるでしょう。

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