『大阪・関西万博』のデザインについて

大阪・関西万博で注目を集めた公式キャラクター「ミャクミャク」、皆さんも一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?万博の初日にミャクミャクがデザインされた記念の500円硬貨が発売され、なんと即完売!この人気ぶり、すごいですよね。

でも、ミャクミャクがここまで人の心を惹きつけるのって、ただ「かわいい」からってだけじゃないと思うんです。そのデザインの中には、思った以上に深い意味が込められているんですよ。

まず目を引くのが、頭の赤い部分。これは「細胞」をモチーフにしているそうで、よく見るとその細胞にはたくさんの「目」が描かれているんです。しかも、体のあちこちにも目がついている。最初はちょっと不思議な感じがするんだけど、実は「いろんな世界を見たい」というミャクミャクの想いが込められてるんだとか。

私が特に印象的だったのは、その目がまるでお母さんのお腹の中にいる、まだ形になりきっていない「いのち」、つまり「胚」のようにも見えるところ。細胞の中で生まれようとしている命のイメージが重なって、どこか自然の力強さとか、生きることのエネルギーみたいなものを感じさせてくれるんです。

そして、体の色が青い理由。それは「水」を象徴しているからだそうです。水って、形を自由に変えられるし、どこへでも流れていける存在。だからこのキャラクターも、場所や人を選ばず、いろんなものとつながっていける存在としてデザインされてるのかなって思います。

でも私個人としては、この「ミャクミャク」っていう名前にもすごく惹かれていて。「脈脈(みゃくみゃく)」って、まるで私たちの体の中を流れている脈拍みたいに感じませんか?しかも、血管って青く見えるから、青い体ともリンクしていて。脈が打つってことは「生きてる証拠」、つまり命の鼓動。そんなイメージが、このキャラクター全体から伝わってくる気がしてるんです。

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